連携講座 協定締結の内容

 東北大学大学院医学系研究科と当院は、消化器疾患の研究・診療拠点として世界をリードするとともに、 消化器疾患の研究・診療に従事する優れた専門人材育成を行い、消化器疾患の制圧に向けた社会的要請に 応える研究・教育活動を連携して推進するために、基本協定及び連携講座に関する協定を平成24年12月21日に締結しました。

協定締結の様子

連携講座の概要

名称

  「消化器地域医療医学講座」 Gastrointestinal and Community Medicine



構成分野

  1. 内科学分野 Internal Medicine
  2. 外科学分野 Surgery
  3. 予防医学分野 Preventive Medicine

教育場所

  東北大学大学院医学系研究科といわき市立総合磐城共立病院



修業年限及び履修方法

 本研究科の医学履修課程を修了するためには、同課程に4年以上在学し、系統講義コース科目、 トレーニングコース科目、アドバンスト講義科目から合わせて30単位以上を修得し、かつ必要な 研究指導を受け、博士論文の審査及び最終試験に合格しなければなりません。
 ただし、在学期間に関しては、所要単位を修得し、かつ、本研究科委員会が特に優れた研究業績を あげた者と認めた場合には、3年以上在学すればよいこともあります。



連携事項

  1. 共同研究の推進
  2. 人材育成の推進
  3. 研究者の相互交流
  4. 施設設備の相互利用
  5. 研究資源の相互利用
  6. 知的財産の管理活用
  7. 関連する研究成果等の情報交換
  8. その他両者間で合意した事項

大学院学生募集のお知らせ

連携講座の大学院学生を募集しています。


応募先は東北大学医学部・医学系研究科教務室大学院教務係となりますので、詳しくは下記まで。

   東北大学医学部・医学系研究科教務室大学院教務係
   〒980-8575 宮城県仙台市青葉区星陵町2番1号
      TEL(022)717-8010
      e-mail:m-daigakuin@bureau.tohoku.ac.jp

   大学院入試要項、その他必要書類は> 大学院入試要項ページ(参考)

内科学分野


客員教授 高橋 成一

経 歴
 平成23年6月 東北大学病院消化器内科 医局長
 平成23年10月 東北大学病院 院内講師
 平成25年4月 東北大学客員教授

研究テーマ

  • 炎症性腸疾患の病態と治療
  • 炎症性腸疾患の長期予後
  • NASHの長期経過と発癌
  • NASHの発癌機構
  • E型肝炎の疫学と病態
  • 消化管出血の時代的変遷

 平成23年の厚生労働省死因順位別死亡数を見ますと、悪性新生物は36万人であり、 心疾患や脳血管疾患を合わせた32万人を超えております。特に食道、胃、大腸、 肝臓、胆嚢、膵臓といった消化器系癌は全悪性新生物による死亡の半数を超え、 対策が急務であります。また超高齢化社会の到来により、多くの合併症を抱えたまま 消化器系疾患の治療を開始せざるを得ない状況ではありますが、 加齢に伴う重要臓器の機能低下により、治療に難渋する場合が少なくありません。 また近年、難病と言われる炎症性腸疾患患者数は18万人を超え、地域医療圏での 診断・治療の推進が求められています。 以上のような消化器疾患の動向を踏まえ、本講座は、東北大学大学院医学系研究科と 密接に連携を図り、地域に根差した医学研究、医学教育の推進と、消化器疾患臨床の 先進的な展開を目的として設立されました。 特に(1)消化器疾患の多施設共同前向き研究の推進、(2)炎症性腸疾患新規治療法の開発、 (3)適正な超高齢者消化器疾患治療法の確立、(4)前期・後期臨床研修に係る カリキュラムの充実化に力を入れております。

外科学分野


客員教授 吉田  寛

経 歴
 平成18年9月 東北大学病院肝胆膵外科 助教
 平成23年4月 東北大学病院肝胆膵外科 院内講師
 平成24年4月 東北大学病院肝胆膵外科 講師
 平成28年4月 東北大学客員教授

研究テーマ

  • 腹部救急疾患の病態生理
  • 消化器癌の集学的治療
  • 消化器疾患に対する腹腔鏡下手術
  • 胆道癌・膵癌・肝臓癌の外科治療と周術期管理
  • 外科臨床研究の推進

 本講座は,地域医療の最前線において消化器外科医として臨床修練を積みながら,消化器疾患および外科学における臨床・基礎研究を行うことを目的としています。
 当院は福島県浜通り地方から茨城県北部までの広い医療圏を担う地域医療の拠点病院であり,胃癌や大腸癌に代表される消化器癌,胆石症・ヘルニアなどの良性疾患,また,炎症性腸疾患や肝胆膵領域の難治性疾患など,大変豊富な症例を有しています。地域の期待に応えるべく外科医としてのスキルアップを図るとともに,日々の診療で感じる疑問や探求心を大切にした研究を進めていきます。
 また,本講座は東北大学大学院消化器外科学分野および生体調節外科学分野と深い交流・連携があり,必要に応じて共同研究を行うことも可能です。
 博士課程での研究には興味があるものの,外科医としてのキャリア形成に空白が生じることを危惧している若手外科医の皆さんには,非常に魅力的な講座であると自負しています。是非一度見学にいらしてください。