消化器内科
所在地
福島県いわき市内郷御厩町久世原16 電話番号:0246-26-3151スタッフ
樋渡信夫院長(下部)中山晴夫副院長(肝臓)
池谷伸一部長(肝胆膵)
織内竜生科長(下部)
池田智之科長(肝胆膵)
上野孝治科長(上部)
大楽尚弘科長(上部)
椎名正明科長(肝臓)
山極哲也科長(胆膵)
土佐正規科長(下部)
堀井享科長(上部)
前嶋隆平医長(全般)
ほか嘱託医4名
特徴
当院は救命救急センターをもち、診療圏は福島県浜通りから茨城県北部と周辺地域をあわせると約50万人の診療圏をもつ高次機能病院である。当科も地域医療支援病院として、周辺医療機関が対応できないような高度医療や、消化管出血などの緊急疾患への迅速な対処ができる体制を取っている。
また、消化器内科のスタッフとしては上部消化管、下部消化管、肝疾患、胆膵疾患と各パートに指導的な人材を配置し、それぞれの専門的な最先端の手技を生かし、協力しあって日々診療に携わっている。
症例数・治療・成績
消化器内科入院ベッド84床、年間入院数約1700人、うち悪性疾患患者600人を超える。★食道・胃十二指腸疾患
上部内視鏡検査は昨年(平成21年)約5000例、うち吐血などの緊急内視鏡は約130例行い、潰瘍出血に対しては、純エタノール局注、クリップ法や凝固止血などでの緊急止血術を行っている。
食道疾患に於いては、食道静脈瘤硬化療法は昨年46例、食道のEMR(内視鏡的粘膜切除術)9例、また進行食道がんに対しては外科放射線科と連携し放射線化学療法を含めた集学的治療を行っている。食道狭窄に対して食道ステント術なども行っている。
胃疾患においては、早期胃がん症例に対して昨年EMR27例、ESD(内視鏡的粘膜下層剥離術)27例施行している。
進行がん症例においては、外科と合同カンファランスを密にとりながら適応を決め、がん化学療法も行っている。
また、連携病院や院内他科からの依頼も受けて内視鏡的胃瘻造設術を33例に行っている。
★大腸疾患
下部内視鏡検査は昨年約2000例、ポリペクトミーは約400例行い、急増する大腸疾患に対応できるように、毎日午前午後に大腸内視鏡検査を行う体制を取っている。
また、樋渡院長を中心に3人の専門スタッフが診療にあたり、潰瘍性大腸炎やクローン病などの難病治療にも力を入れており、レミケード治療、白血球成分除去療法、タクロリムスなど行っている。
また大腸がんにも、適応を考慮しながら大腸ESDも行っており、進行大腸がんに対しては、外科とのカンファランスで討論しながら治療法を決定し、急速に進歩している大腸がん化学療法も積極的に行っている。
小腸病変においても小腸内視鏡(カプセル、バルーン内視鏡)を行っている。
★肝疾患
開院以来肝炎疾患が集まり、B型、C型、NASH(非アルコール性脂肪肝炎)等の疾患を多く診療している。B型肝炎では、核酸アナログ製剤の治療や、インターフェロン追加治療なども併用し治療向上に寄与している。
また、C型肝炎に対しても、現在までインターフェロン治療をのべ約1200例に施行し、約半数に著効が得られている。最近ではペグインターフェロン・リバビリン併用療法の48週治療や72週治療をはじめ、進行肝疾患に対してペグインターフェロン単独長期治療、あるいは初回無効症例に対する再治療なども積極的に行っている。
DFPP(ウイルス除去療法)も症例を考慮しながら施行している。また、肥満人口の増加と共に、脂肪性肝疾患合併症例が多くなり、栄養士に積極的に介入してもらいながらインスリン抵抗性や酸化ストレスに対して総合的な対策を行っている。
肝がんに対しては、MRI、CTAP/CTA、超音波造影剤などを駆使して診断し、手術不能例に対しては、昨年RFA(ラジオ波焼灼治療)21例やTAE(肝動脈塞栓術)62例などの治療を行っている。また、分子標的薬などを用いた化学療法も行っている。
★胆膵疾患
人口の高齢化とともに最近胆膵疾患が増加している。
昨年はPTCD(経皮的胆管ドレナージ)34例、PTGBD(経皮的胆嚢ドレナージ)15例、ERBD(内視鏡的胆道ドレナージ)20例、EST(内視鏡的乳頭切開術)51例、内視鏡的採石術48例など、胆膵疾患の急性期治療から悪性疾患に対するステント術などを行っている。
常に外科と協力しながら、治療方針を決定し、膵がん・胆道がんの手術不能例には化学療法・放射線療法も行っている。


