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診療科案内

当病院でお取り扱いしている診療科のご案内です。

小児内科

小児科は、昭和36年4月に東北大学医学部小児科の協力で開設され、浜通り地域の小児医療の基幹病院として機能するまでに発展しました。 平成2年福島県立医科大学小児科の協力で当院にNICUが新設されて未熟児新生児科が独立し、今日に至っています。 地理的に、福島、仙台、東京とも遠く、孤立した人口50万人強の診療圏の唯一の二次医療施設として、未熟児新生児科、小児外科と協力し合って診療に当たっています。

常勤スタッフは現在5名で、専門領域はアレルギー・小児保健・血液・神経・発達・腎臓の専門領域において診療に当たっています。 また、年間を通し6週間単位で2~3名ずつの初期研修医がローテートして研修を受けています。

当院小児科の使命には、地域における入院医療、専門医療、二次救急医療の確保と提供、医師の臨床研修の四つの柱があると考えています。

入院医療に関しては、中央病棟3階の小児病棟に小児内科・外科系混合の45床とNICU6床、GCU14床の未熟児新生児科病床20床の合計65床が2看護単位で運営され、 小児入院医療管理料1が算定出来る看護体制で運用されています。個室は10室あり、重症患者・免疫不全状態・伝染性の高い感染症患者などに使用しています。

小児病棟は、入院患者の疾患の種類、感染性の有無、年齢差、性別などを考慮しながら、年間を通して24時間救急患者入院への対応も必要であり、 さらに、入院患者の季節変動が極めて大きく、他の診療科にない運用の特殊性と困難性がありますが、地域に唯一の施設であり、地域の皆様の理解と支援が必要です。 小児科では、2グループに分かれてのグループ診療を行っています。

平成17年の入院医療では総退院患者数は1,579人、平均在院日数は5.7日、30日以上の長期入院患者は16人と急性疾患が多くを占めています。
平成17年退院患者疾患別内訳
呼吸器疾患     936   59.3% 川崎病          38   2.4%
消化器疾患     197   12.4% 膠原病・アレルギー   43   2.7%
神経疾患       152   9.6% 内分泌・代謝疾患    12   0.7%
感染症         63   4.0% 循環器疾患        20   1.3%
血液・腫瘍      48   3.0% 事故・誤飲・虐待     22   1.4%
腎・泌尿器      48   3.0% 死亡症例         3   0.18%
専門医療に関しては、近隣地域に分業できる施設がほとんど無く、これまで患者数の多い主要な疾患については、地域完結型の医療が提供できるように専門医の確保や養成を行い体制を整備してきました。 未熟児新生児医療は、その代表的なものですが、産科入院中の新生児疾患は未熟児新生児科で、産科退院後の新生児疾患は、小児科で扱うという分業を行っています。

小児科医不足の現在は、専門医の確保は更に困難を極めており、その一部は、他施設からの応援を受けて専門医療の提供を継続している現状にあります。

専門外来は、感染症を避けるために、午後に曜日を決めて組んでおり、感染性疾患の多い一般外来は原則として午前中にのみ診療しております。現在の専門外来体制は次の通りです。
曜 日 専門外来(午後1時30分から)・担当医
月曜日 心臓循環器疾患(森島)・血液疾患(浅田)・内分泌疾患(吉原)
火曜日 アレルギー(渡辺)・一ヶ月健診(浅田・鈴木保志朗)
水曜日 腎泌尿器(鈴木保志朗)・神経(藤江)・予防接種(渡辺)
木曜日 心臓循環器疾患(森・工藤)・神経(藤江)・血液疾患(鈴木潤)
金曜日 血液疾患(鈴木潤)・発達(藤江)・内分泌疾患(吉原)
小児の時間外救急診療は、開設当初から当院小児科勤務医の、さらに内科系医師の大きな負担として今日まで続いています。 当地域の一次救急医療体制の整備が他地域に比して著しく遅れており、地域の診療体制からは二次医療を担当すべき当院に一次から高次までの救急医療が集中しています。

小児の一次救急診療体制の整備については、具体的な検討がいわき市医師会小児科部会で始められたところですが、現在、上記の5名のスタッフで担当しており、夜間は 4名で担当し、午後10時までは全ての小児患者を診療し、それ以降はオンコール体制で診療しています。重症救急患者は救命救急センターで初期治療が行われています。

平成17年の小児救急患者数は、全救急患者の34%に当たる10,966人でした。 当院小児科に課せられた四つの使命を達成するために激務に耐えているスタッフの負担軽減を図る必要があり、一次診療を主に診療している地域の医療機関を主とした 一日も早い小児の一次救急医療体制の構築が望まれるところです。
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