整形外科
当院整形外科は1972年、田畑四郎前院長の赴任により開設され、その後、多くの医師の参加を経て現在に至っています。整形外科の診療は多岐に渡り、脊椎(頚椎、胸椎、腰椎)、関節外科(手、肘、肩、股、膝、足)、末梢神経、外傷などがあります。一次的な診療から専門的な加療まで行っておりますが、 多発外傷や脊椎損傷や骨盤骨折は救急部に急性期の全身管理を行っていただきながら当科でも加療し、手の血管損傷や腱の損傷は形成外科に対応していただいております。骨軟部悪性腫瘍については、 年間の症例が3~4例と少数であり、高度の専門知識や病院としての対応が必要なことから、診断までは当科で行いその後専門病院を紹介しております。
現在10名のスタッフで専門分野を分け対応しております。スタッフの専門分野と外来日を下表に示します。火曜日と木曜日は、手術日であるため当番医の対応となります。 休日、夜間の体制は、スタッフ数が仕事量に比べ少ないため、整形外科医師が当直でない場合は、救急外来より必要に応じ連絡を受ける体制になっています。
手術件数は、97年以降年間約1,000件であり、2005年度は、1,132例、1,171件となっており、膝、外傷を中心に増加傾向にあります (多発外傷の場合は1例で複数箇所の手術を要するため症例数と手術件数が異なります。)。2005年度の手術の内訳は、件数の多い順から骨折や脱臼に対する徒手、観血的整復固定術が368件、 半月板損傷に対する鏡視下半月板切除術や縫合術、前十字靭帯損傷に対する鏡視下靭帯形成術、変形性膝関節症に対する人工関節置換術などの膝関節手術が250件、 頸部脊髄症に対する前方除圧固定術や後方拡大術、腰椎の腰部脊柱管狭窄症に対する椎弓骨切り術や、腰椎椎間板ヘルニアに対するヘルニア摘出術などの脊椎手術が125件で、 腱板断裂に対する腱板修復術や再建術、反復性肩関節前方脱臼に対する関節制動術、拘縮肩に対する授動術など肩関節手術が70件、 変形性股関節症に対する人工関節置換術や寛骨臼回転骨切り術などの股関節手術が66件、その他が302件でした。
当科での手術の特徴は、現在の整形外科の先端のレベルの手術を専門医が行っており、全ての分野でより手術侵襲の少ない鏡視下手術を積極的に導入し、その成績を学会発表し学会誌等に報告しております。
整形外科は、QOLの改善が主な目的となるため、入院期間を1週間以内とし検査日や入院日、手術日、退院日をあらかじめ決定しておく短期入院制度を導入し、 代表的疾患にはクリニカルパスを導入し医療の標準化を図っています。
今後も、当科の特徴を生かして地域医療に貢献したいと考えております。
スタッフと専門分野、外来日(注がない時は午前中)
| 氏 名 | 専門分野 | |
|---|---|---|
| 相澤 利武 | 肩 | 月、水、金(午後、予約外来) |
| 笹島 功一 | 足、外傷、骨折 | 月、月(午後、術後(小児))、水 |
| 安永 亨 | 膝、スポーツ障害 | 月(午後)、水、金 |
| 峯田 光能 | 外傷、骨折 | 金 |
| 田中 健太郎 | 股関節、足 | 月 |
| 田口 浩子 | 脊椎 | 月、金 |
| 八田 卓久 | 外傷、骨折 | 金 |
| 中村 厚彦 | 外傷、骨折 | 水 |
| 馬場一慈 | 外傷、骨折 | 月 |
| 山岸 栄紀 | 外傷、骨折 | 水 |


